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米沢と紅花
上杉鷹山公も発行に関わり、米沢藩広域に配布された、食糧難を乗り切るための手引書「かてもの」にも"こうくわ"(=紅花)と書かれています。
山形全域で栽培されていた紅花は、ここ米沢でも栽培がされていたようです。
現在米沢市内では、主に山上地区にある「海老ヶ沢べにばな愛ランド」で紅花が栽培されています。地域のボランティア活動の一環として始められ、その魅力に惹かれた方々の力によって、現在では県内2位の生産面積を誇っています。
紅花染めの技術は明治中期以降、化学染料の台頭により需要が激減し、あかく染める技法は一度途絶えてしまいました。そんな中、米沢市内で中学校教師として働いておられた鈴木孝男先生は、お父様と奥様と共に紅花を研究され、地元の織元さんと共に、その染色技術をここ米沢で復活させました。
現在世界農業遺産に申請されている「最上川流域の紅花システム~歴史と伝統がつなぐ山形の「最上紅花」~」には米沢市も含まれています。
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